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私たちホームページ始めました

白とベージュ、四角く冷たい建物。人の気配も感じない。 ここは何をしている建物なんだろう?大体ほとんど窓がないじゃないか。 そう思いながら前林公園で遊んでいた親子の皆さん、散歩中の皆さま。 ついにわたしたちはホームページを作りました。 中はどうなっているのか、何をしているのか。どんなスタッフがいるのか。 今後、少しづつご紹介していきます。

主にはPET検査をおこなっています

私たちはPET(陽電子断層撮影)という検査を通じて、がんや認知症などの診療・研究を行います。 PET検査には目的に合わせていろいろなクスリがあり、例えばブドウ糖に似ている”FDG”というクスリは一番よく知られたPET検査のクスリでがんや認知症に用います。 その他にアルツハイマー型認知症など認知症診断に用いるアミロイドイメージング用のクスリや、 FDGとは違ったアプローチでがんを見つけていこうという新しいタイプのクスリなど、当センターでは様々なクスリを用いて検査をすることができます。

PETのクスリはスグなくなってしまう

通常みなさんがつかっている多くのクスリは製薬会社の管理された工場でつくります。 しかしPET検査につかうクスリの特徴として、検査目的の弱い放射線を出す性質があるのですが その放射線を出す時間が短いという特徴もあるのです。20分くらいで半分になってしまったり 長いものでも2時間くらいで半分になるものがあります。 つまりスグなくなってしまうので、つくったらスグつかいたいのです。 検査用のクスリはその日ごとに当センターでつくります。

大がかりな設備・装置が必要

このPET検査のクスリをその場で作るには、サイクロトロンと呼ばれる加速器、クスリの品質を確かめる試験装置、 放射線を外へ漏らさない設備、菌や虫を避け温湿度管理するための構造など、まさに工場のような環境が必要になるのです。

すなわち、1Fに窓がない

当センターは、2Fが検査を受ける方のためのフロア、1F部分はクスリをつくるフロアになっています。 検査の方は正面入り口からエレベータで2Fにお進みください。 スタッフが温かくお迎えします。