PET診療
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2つの診療
近年、日本では多くの医療機関でがんや虚血性心疾患、てんかんなどの病態を診断するPET検査が保険診療として受診できるようになりました。PET検査でできる保険診療はまだ限られていますが、診断・治療上で優れたPET検査は他にもたくさんあり、当法人では「保険診療」と「自由診療」2つのカテゴリーのPET検査を実施しています。
保険診療
当院ではFDG PET-CTの診療を実施しています。
また、保険適用の要件は厳密に定められており、その要件を満たさない場合には、自由診療としてPET診断を実施することもできます。
FDG PET/CTによる診断
てんかん | 難治性部分てんかんの外科治療のための病巣診断 |
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虚血性心疾患 | 心不全における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査では判断のつかないとき) |
心サルコイドーシス | 炎症部分の診断が必要なとき |
悪性腫瘍 | 早期胃がんを除き、すべての悪性腫瘍、悪性リンパ腫を含む。他の検査、画像診断により病期診断、転移、再発診断が確定できないとき |
血管炎 | 高安動脈炎等の大型血管炎において、他の検査では病変の局在又は活動性の判断がつかいないとき |
自由診療
FDGなど三つの承認された放射性薬剤を用いたPET診断により、多くの疾患が保険診療として認められるようになりました。しかし、保険適用の厳密な要件を必ずしも満たさなくとも、疾患の診断・治療に有効と考えられるときもありますが、これらのPET診断は自由診療扱いとなり、全額自己負担となります。また、厚生労働省の定める特定疾患以外は、混合診療が禁止されており、保険診療と自由診療のどちらかで行うことになります。
当法人では、保険適用の要件を満たさない場合の疾患の他に、今後の保険適用が期待されている以下の疾患については、自由診療として院内外の患者さんに提供することになりました。
健康管理を目的とした検診は自由診療として実施されます。これについては「PETがん検診」をご参考ください。
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FDG PET/CTによる不明熱診断
不明熱は疾患が多岐にわたるため、高い精度で正しい診断ができるかが、治療上で極めて重要です。その熱源探索に保険診療によるガリウムシンチグラフィーによる画像診断がありますが、診断精度それほど高くありません。FDGは活動性の炎症組織に取り込まれるため、FDG PET/CTにより全身の活動性の病変を検索することができ、その診断能はガリウムシンチグラフィーよりはるかに優れていることが示されています。
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FDG PET/CTによる炎症診断
FDG PET/CTにより不明熱の病巣を検出できるのと同様に、外傷などにおける感染を適切に捉えることができ、治療方針の策定に有用です。